頭痛は要注意の症状【専門医に助けを求めてスッキリ解決】

看護師

仕組みにマッチ

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痛みが発生する仕組み

頭痛には、脳梗塞やくも膜下出血のような、命を落とすことや後遺症が残る重篤なものがあります。そのため、頭の痛みが生じた場合には、重篤な疾患によるものの可能性を想定する必要があるのです。いっぽうで、頭の痛みを起こす圧倒的多数を占めるのは、重篤な疾患から生じるものではありません。そういった重篤な疾患以外による頭の痛みのなかでも、多くを占める疾患の一つが片頭痛になります。この疾患の特徴は、頭全体が痛くなるのではなくて、頭の左右いずれかの片方が痛くなることです。この疾患において、左右いずれかの片方が痛くなる理由は、脳内を走行する血管にあります。脳内を走行する血管は、概ね1つのルート通ることによって、心臓から頸部を通って上行していきます。そうして脳内にまで上行した血管は、そこから左右いずれかに分岐して、脳内に血液を供給するのです。この左右いずれかに分岐した血管が、何らかの要因によって、炎症を起こすことがあります。脳内の血管が炎症を起こすことの問題は、血管の周囲の神経を刺激して、痛みを起こすことです。脳というのは、神経細胞が数多くあるために、神経細胞の塊とも言われています。それほど神経が多いために、脳の中を走行する血管が炎症を起こすと、神経を刺激し易いのです。血管の炎症が神経を刺激すると、それを神経が侵害刺激として受容します。神経が侵害刺激として受容すると、それを脳が痛み刺激として認識するのです。これが、片頭痛の発生する仕組みですが、この仕組みを理解しておくことが、治療への早道になります。

増える治療内容

このような仕組みによって発生する、片頭痛の治療法は、薬物療法が主体として行われています。いちばん手軽な方法としては、非ステロイド性消炎鎮痛剤を用いて、治療を行うことです。非ステロイド性消炎鎮痛剤は、アセトアミノフェンとは異なって、炎症そのものを抑える役割をします。そのため、原因となる血管で発生した炎症を、改善してくれる効果があるのです。また、非ステロイド性消炎鎮痛剤は、医療機関での処方してもらうことが、いちばん安全な方法です。いっぽうで、非ステロイド性消炎鎮痛剤は、市中のドラッグストアーなどでも、販売されています。そのため、医療機関に受診せずに、ドラッグストアーなどで購入して、治療していることも多いのです。このように、よく利用されている非ステロイド性消炎鎮痛剤ですが、いくつかの問題点もあります。まず、非ステロイド性消炎鎮痛剤を利用すると、胃腸障害を起こすリスクが高まります。胃腸障害を起こすリスクが高まる理由は、胃粘膜と関わりがある成分の分泌が、少なくなるためです。そのほかの方法として最近は、トリプタン製剤の利用が、多くなってきました。トリプタン製剤がよく利用される理由は、即効性があるためです。即効性があるということは、それだけ患者が強い痛みに悩まされることが、少なくなります。このような即効性がある理由は、先述の頭痛が起こる仕組みに、うまくマッチしているためです。すなわち、根本の血管の炎症についてだけではなく、ほかにも作用するのです。具体的には、神経と脳への伝達についても、抑える役割を果たしてくれる薬になります。したがって、今後はトリプタン製剤の利用が、より多くなると予測されます。